徒然草の鑑賞 / 現代語訳 / 分類
こちら:徒然草の原文へのリンク
兼好法師と徒然草
隠者を目指す上で当サイトが師匠と仰ぐ兼好法師の考え方を知るために、徒然草をできるだけ原文で味わい、自分なりにその意味を現代語訳していきます。
2026年2月より、以下のページで実施中。
その実施状況を記録します。
その中で、深く共感した段や、内容についての分類を行ってみます。
共感した段
- 第三段:男女の想いの機微が分かる男であれ。女性からリスペクトされる男であれ。
- 第五段:居るか居ないか分からないぐらいの存在感で暮らすのが理想の隠遁生活である。
- 第十段:住居は自分の現世における仮住まいに過ぎない。過度に美しく、自分の思い通りに保とうとすることに一体どれだけの意味があるのか。
- 第十三段:過去の賢人の世界に浸るのが何よりの心の慰めだ。
- 第十五段:旅行によって知的好奇心や仕事への注意力、情報処理能力が増す。
- 第十七段:仏道に邁進することによって心の濁りが清められる。
- 第十八段:身の回りを整理して、自身に必要なものだけを持つようにし、残りは処分してしまうのが良い。
- 第十九段:四季折々全てが素晴らしい。使い古された表現であっても、自分の心に嘘をつかずに表現することが大事だ。
- 第二十段:この世において最も素晴らしいものは移ろう情景の変化である。
- 第二十五段:自分が見ることのない死後の世のことにまで想いを馳せるのは、はかないことである。
- 第三十段:亡くなった人の思い出や遺したものは、精神的にも物理的にもいつか風化する。
- 第三十五段:下手であっても自分で実行する意識を持つべきである。上手くこなそうとする虚栄心を捨て、実用面に着目すべきだ。
- 第三十八段:真の人間は、知恵も、人徳も、功績も、名声も持たない。
- 第四十一段:人の死はすぐ隣にある。それを人はつい忘れて気晴らしにのめり込んだりしてしまうものだ。
- 第四十九段:いつ死が訪れるかは分からない。その時に後悔しないよう生きるべきだ。
- 第五十九段:死は常に生の隣にあるものである。生の時間でやりたいことがあるのであれば、それに邁進するべきだ。
- 第七十三段:人間は虚言が好きだ。世の中の虚言を全て看破するのではなく、世間で信じられている物語とは上手く付き合っていくべきだ。
- 第七十四段:人間の生の果てに最終的に待っているものは老いと死のみである。これを悲しむ必要はなく、世の中の道理として受け止めるのが良い。
- 第八十五段:素直に優れた人の素晴らしい部分を真似ることが自身を変えることにつながる。
- 第九十七段:自身の立場や状況において、精神的に拠り所にしている要素は、実はマイナスの影響を与えているのではないか。
分類
仕事論
- 第一段:出世するなら学問と芸術。気立てもあるとなお良い。
成長論
- 第三十五段:下手であっても自分で実行する意識を持つべきである。上手くこなそうとする虚栄心を捨て、実用面に着目すべきだ。
- 第八十五段:素直に優れた人の素晴らしい部分を真似ることが自身を変えることにつながる。
倹約/簡素論
- 第二段:簡素なものこそ良い。
- 第十段:住居は自分の現世における仮住まいに過ぎない。過度に美しく、自分の思い通りに保とうとすることに一体どれだけの意味があるのか。
- 第十八段:身の回りを整理して、自身に必要なものだけを持つようにし、残りは処分してしまうのが良い。
- 第二十八段:喪中の簡素な建物や衣服の中で厳かな儀式が執り行われるのは感慨深い。
- 第三十五段:下手であっても自分で実行する意識を持つべきである。上手くこなそうとする虚栄心を捨て、実用面に着目すべきだ。
- 第四十三段:理想的な住居に住んでいる人を見かけた。いつか話してみたい。
- 第五十四段:あまりに人為的に面白いことを計画しても、そう上手くはいかないものである。
- 第七十二段:過剰なものは品がない。ただし書物とゴミだけは過剰でも問題ない。
- 第八十一段:華美なもの、珍奇なものでなく、素朴で安価であっても品質の良いものが良い。
- 第八十二段:過度に整ったものではなく、不揃い、未完成なものに趣がある。
「いい男」論
- 第一段:出世するなら学問と芸術。気立てもあるとなお良い。
- 第三段:男女の想いの機微が分かる男であれ。女性からリスペクトされる男であれ。
- 第四段:仏道に精通している人には深みを感じる。
- 第八十四段:生身の人間としての自分の弱みや情けを表に出したほうが、周囲から愛される隙ができて良い。
隠遁生活
- 第五段:居るか居ないか分からないぐらいの存在感で暮らすのが理想の隠遁生活である。
- 第十三段:過去の賢人の世界に浸るのが何よりの心の慰めだ。
- 第三十八段:真の人間は、知恵も、人徳も、功績も、名声も持たない。
- 第七十六段:求道者は世間とは疎遠に生きることが望ましい。
- 第九十七段:自身の立場や状況において、精神的に拠り所にしている要素は、実はマイナスの影響を与えているのではないか。
- 第九十八段:一言芳談という名前の本を読んだ際に、兼好法師が心に残った内容のメモ。時間を確保して、世のことを心にかけないことが一番だ、など。
友人論
- 第十二段:自分と全く同じ考えを持つ人はいない。
- 第十三段:過去の賢人の世界に浸るのが何よりの心の慰めだ。
- 第二十六段:人の心は移りゆくものである。
- 第三十一段:風流を解さない人のことは聞き入れられない、と言った人がいたことを思い出した。
- 第三十九段:親しき中にも礼儀あり。疎遠な人と打ち解けてみるのもまた良し。
愛情論
- 第四十七段:誰かのことを想って行動する心は美しく素晴らしいものである。
子供論
- 第六段:【あまり参考にできないと思う】子供は居ない方が良い。
死生 / 無常観
- 第七段:世の中は無常であるからこそ、素晴らしい。
- 第二十五段:自分が見ることのない死後の世のことにまで想いを馳せるのは、はかないことである。
- 第二十六段:人の心は移りゆくものである。
- 第二十七段:人間というものは権力や金になびくものである。
- 第三十段:亡くなった人の思い出や遺したものは、精神的にも物理的にもいつか風化する。
- 第四十一段:人の死はすぐ隣にある。それを人はつい忘れて気晴らしにのめり込んだりしてしまうものだ。
- 第四十二段:いかに学識が高く尊敬される者であっても、病気によって変わり果て死亡することもある。
- 第四十九段:いつ死が訪れるかは分からない。その時に後悔しないよう生きるべきだ。
- 第五十八段:人は貪欲であってはならず、世をできるだけ逃れて悟りに向かうべきだ。
- 第八十三段:何事もいつかは衰えるものであり、それが分かってしまうことは破滅に近い。
- 第九十三段:死がすぐそばに迫っていることに気付いていないと、生それ自体を楽しむことはできない。
自制論
- 第八段:何事も自己管理、自制をして、色欲におぼれないよう気をつけるべし。
- 第九段:様々な欲望の制御はできたとしても、異性の誘惑だけは断つことが難しい。
- 第十一段:何事も自身の自分勝手な想いを主張しすぎてはならない。
- 第三十六段:恋愛感情をコントロールし、双方にとって心地よい距離感を保つ術を持っている女性こそが素晴らしい。
- 第四十段:人と同じ振る舞いをしていることが、良くも悪くも人の中で生きていくためには必要だ。
- 第五十七段:知ったかぶりをして話すのは、周囲の人を残念な想いにさせる可能性があるので避けるべきである。
- 第六十段:マイペースに振舞っても、他人と上手くやっていく方法はある。
- 第七十七段:噂話に興じることは、とても感心できることではない。
- 第七十八段:流行に乗せられず、また自分からも流行を作ったりすることなく過ごすのが良い。
- 第七十九段:物事には深入りしない態度でいるのが良い。よく知っていることこそ、尋ねられるまで話さないのが良い。
- 第八十段:人は自分に縁遠いことに憧れがちであり、中途半端に憧れていることに手を出すのは控えるべきだ。
- 第八十七段:慣れていないものに酒を勧めることは控えること。自分自身がどの程度酒と付き合うべきなのかを自分で決めておくこと。
芸術論
- 第十四段:現代よりも過去の作品のほうが素晴らしい。
- 第十六段:神楽が好きである。
- 第十九段:四季折々全てが素晴らしい。使い古された表現であっても、自分の心に嘘をつかずに表現することが大事だ。
- 第二十段:この世において最も素晴らしいものは移ろう情景の変化である。
- 第二十一段:花鳥風月とも表現すべき自然の中に身を投じることで、何よりも心が洗われる。
- 第三十二段:心の美しさが表れる人間の行動は素晴らしく美しいものであるが、それは日々の積み重ねによるものである。
知的生活
懐古論
- 第十四段:現代よりも過去の作品のほうが素晴らしい。
- 第二十二段:伝統や風俗は徐々に移り変わっていくものである。
- 第二十三段:宮中の伝統は素晴らしい。
- 第二十九段:故人の書いたものや昔の道具などを見ると当時が思い起こされる。
- 第三十三段:過去の風習が守られることこそが素晴らしい。
貴族社会
- 第四十八段:一般には分からない伝統や風習で貴族社会は動いていた。
- 第九十四段:天皇の勅書の権威は常に最上位である。それを常に理解しなければならない。
- 第九十九段:古く由緒ある物は、当代の権力者の意向であっても容易には改められない。
- 第百一段:慣例を忘れてしまった人を助けた機転が素晴らしかった。
- 第百二段:身分の低い人のほうが慣例に詳しいこともある。
神道
- 第二十四段:神社や神事のようすは素晴らしい。
技術論
- 第五十一段:熟練者の技能は本当に尊いものだ。
笑い話
- 第四十五段:僧があだ名に怒って様々な策を講じても、あだ名は消えなかった。
- 第四十六段:強盗によく遭うことで強盗法印というあだ名で呼ばれる僧がいる。
- 第五十二段:石清水八幡宮に行ったが山の上の本殿に上らずに帰ってきてしまった法師が居る。
- 第五十三段:調子に乗って頭にかぶった鍋が取れなくなってしまった。
- 第八十六段:三井寺の焼き討ちの際に惟継中納言がユーモアに富んだ発言をした。
- 第八十九段:恐怖にかられて自分の飼い犬を猫又と勘違いしてしまった。
- 第九十段:親しい間柄のはずの相手の顔を見ていないとはどういうことか。
住居論
- 第五十五段:住居は夏に過ごしやすいことが重要である。余白の空間を作っておくことは便利だ。
人間の思考性向論
- 第七十一段:人間は物事を認識するときに、必ず既存の記憶や知識と結びつけて解釈してしまうという思考の癖がある。
- 第七十三段:人間は虚言が好きだ。世の中の虚言を全て看破するのではなく、世間で信じられている物語とは上手く付き合っていくべきだ。
- 第八十八段:人は事実よりも自分の感情を優先する。矛盾を指摘されても、だからこそ貴重だと考えてしまう人がいて滑稽である。
- 第九十一段:人は占い事を信じてしまうものだが、世は無常、吉兆の判断は人の考え方次第であり、占いには理屈が通っていない。
- 第九十二段:人は心のどこかに怠け心が潜んでいるものだ。即断即決即実行、これができればよいがなかなかそうはいかない。
兼好法師の覚え書き
- 第三十四段:甲香は、法螺貝を小さくしたような形で、口のあたりが細長く突き出た貝の蓋である。
- 第四十四段:田舎であっても、宮家が滞在する期間には様々な従者や僧が集まり都のような風情になる。
- 第五十段:鬼の噂があり、人々が熱狂したが、その正体はよくわからなかった。
- 第六十一段:出産時に行う、屋根の上から甑(こしき、米などを蒸す器)を落とす風俗は、出典や根拠がないまま上流階級にまで広まった。
- 第六十二段:幼い女性の、いじらしく可愛らしい歌に感銘を受けた。
- 第六十三段:平和を願う行事の場に武力を用いなければならなくなってしまった。
- 第六十四段:五緒という牛車の紐は、その人の身分において至り得る最高の官職・位に達したときに使うものである。
- 第六十五段:冠は年月が経つにつれてどんどん高くなり、冠の入れ物の改修が必要になっている。
- 第六十六段:花に鳥を付けるという現実の作法は無い。物語の世界と現実は違う。
- 第六十七段:賀茂神社の岩本社・橋本社には、在原業平・藤原実方という過去の偉大な歌人が祀られている。
- 第六十八段:長年信じ続けてきた大根から恩返しを受けた説話。
- 第六十九段:殻と豆の会話を空想した寓話。
- 第七十段:清暑堂で起こった出来事の記録。
- 第九十五段:箱に対する紐の付け方の実用メモ。
- 第九十六段:めなもみという薬草のメモ。
- 第百段:まがりという道具を使って水を飲む作法のメモ。
鑑賞 / 現代語訳の進捗状況
2026年02月04日 - 序段
2026年02月07日 - 第一段
2026年02月09日 - 第二段、第三段
2026年02月10日 - 第四段、第五段
2026年02月11日 - 第六段、第七段
2026年02月16日 - 第八段
2026年02月17日 - 第九段
2026年02月23日 - 第十段
2026年02月27日 - 第十一段、第十二段
2026年03月01日 - 第十三段、第十四段
2026年03月07日 - 第十五段
2026年03月11日 - 第十六段
2026年03月15日 - 第十七段、第十八段
2026年03月16日 - 第十九段
2026年03月19日 - 第二十段
2026年03月22日 - 第二十一段、第二十二段
2026年03月26日 - 第二十三段、第二十四段
2026年03月27日 - 第二十五段、第二十六段
2026年04月02日 - 第二十七段
2026年04月07日 - 第二十八段
2026年04月08日 - 第二十九段
2026年04月23日 - 第三十段
2026年04月23日 - 第三十一段
2026年04月29日 - 第三十二段、第三十三段、第三十四段、第三十五段
2026年05月03日 - 第三十六段、第三十七段、第三十八段
2026年05月08日 - 第三十九段
2026年05月11日 - 第四十段
2026年05月16日 - 第四十一段
2026年05月18日 - 第四十二段
2026年05月19日 - 第四十三段、第四十四段
2026年05月23日 - 第四十五段、第四十六段
2026年05月31日 - 第四十七段、第四十八段、第四十九段
2026年06月01日 - 第五十段
2026年06月09日 - 第五十一段
2026年06月24日 - 第五十二段
2026年06月25日 - 第五十三段
2026年06月26日 - 第五十四段
2026年06月28日 - 第五十五段
2026年06月29日 - 第五十六段
2026年06月30日 - 第五十七段
2026年07月06日 - 第五十八段
2026年07月13日 - 第五十九段
2026年07月15日 - 第六十段
2026年07月22日 - 第六十一段、第六十二段
2026年07月28日 - 第六十三段、第六十四段
2026年07月31日 - 第六十五段
2026年08月06日 - 第六十六段、第六十七段
2026年08月11日 - 第六十八段
2026年08月12日 - 第六十九段、第七十段
2026年08月15日 - 第七十三段
2026年08月16日 - 第七十四段
2026年08月17日 - 第七十五段、第七十六段
2026年08月18日 - 第七十七段
2026年08月20日 - 第七十八段
2026年08月21日 - 第七十九段
2026年08月22日 - 第八十段
2026年08月23日 - 第八十一段
2026年08月24日 - 第八十二段
2026年08月25日 - 第八十三段
2026年08月26日 - 第八十四段
2026年08月27日 - 第八十五段
2026年08月28日 - 第八十六段
2026年08月29日 - 第八十七段
2026年08月30日 - 第八十八段
2026年08月31日 - 第八十九段
2026年09月01日 - 第九十段
2026年09月02日 - 第九十一段
2026年09月03日 - 第九十二段
2026年09月04日 - 第九十三段
2026年09月05日 - 第九十四段
2026年09月06日 - 第九十五段
2026年09月07日 - 第九十六段、第九十七段
2026年09月08日 - 第九十八段
2026年09月09日 - 第九十九段
2026年09月10日 - 第百段
2026年09月11日 - 第百一段、第百二段