第七十六段

未訳

原文

世のおぼえ、花やかなるあたりに、歎きも喜びもありて、人多く行きとぶらふ中に、聖法師(ひじりほふし)の交りて、言ひ入れたたずみたるこそ、さらずともと見ゆれ。

さるべきゆゑありとも、法師は人にうとくてありなん。