第百二十六段
原文
「博奕(ばくち)の負け極まりて、残りなく打ち入れんとせんにあひては、打つべからず。たち返り、続きて勝つべき時の至れると知るべし。その時を知るを、良き博奕といふなり」と、ある者申しき。
現代語訳(訳:きよしち - 2026-10-10)
「博奕で負けが極まり、手元に残ったものをすべて賭けようとする相手が現れたら、その相手と勝負してはならない。その相手は形勢が逆転し、続けて勝つ時が来たのだと知るべきである。その時を見分けられる者を、良い博奕打ちというのだ」と、ある者が言っていた。
コメント
ギャンブルに関して、兼好法師が聞いた内容をメモした段です。
私はギャンブルはしませんし、したとしても有り金を全部賭けるようなことはしないと思いますが、もしそういう人を見かけたら警戒するようにしないといけませんね。背水の陣で、何をし始めるか分からないところもあるかもしれませんので…