いつの間にか花形部門になったシステム部門
他部門の熱量
先日、社内で部門をまたいだ食事を伴う交流会を企画しました。 普段はチャットやメールでしか接点のないメンバーとオフラインでリラックスしながら話す時間の中で、各メンバーの人となり、考え方がダイレクトに感じられ、繋がりが少し強くなったかなと思います。
そこで肌で感じたのは、他部署のメンバーが抱くITやAIに対する熱量の高さです。 私は長くITエンジニアとしてキャリアを重ねてきたこともあり、客観的に見て参加者の中で最もITやAIの技術、トレンド、今後の展望に関する知見があったので、様々なテーマについて質問攻めに遭いました。
「新3K」から「花形」へ
彼らと話していて感じたのは、ITやAIといった技術が非常に身近になったということです。 AI(機械学習モデルやLLM)を製品に組み込むような開発はハードルが高いものの、Geminiのような生成AIをユーザーとして使いこなす敷居は驚くほど下がっています。 IT技術がコモディティ化し、やる気さえあれば誰もが様々な便利ツールを作ることができる時代になったことを実感します。
そんな世の中で、多くの方がIT、AIへの興味を強めることは自然であり、社内でもIT部門は花形部門に近い扱いを受けるようになってきたと思います。
私が就職活動をしていた頃は、IT業界は新3K(きつい、帰れない、給料が安いなど、色々なバリエーションあり)などと呼ばれ人気がありませんでしたが、時代は変わったものです。
花形部門の苦しみ
花形部門扱いを受けている一方で、私たちシステム部門の実情は厳しいものがあります。 製品へのデジタル技術付加や業務効率化のためのシステム開発要望など、全社からの要求は膨らんでいます。
にも関わらず、IT人材の獲得競争は激化する一方で、中途採用の計画は全く進んでいません。 結果、少ないリソースで膨大な案件をやり繰りせざるを得ず、メンバーは疲弊しています。
「彼らに任せる」という選択肢
交流会でITやAIへの想いを強くしている他部署のメンバーを見て、現状を打破するには彼らに協力してもらうしかないかな、と思いました。 「IT技術がコモディティ化し、やる気さえあれば誰もが様々な便利ツールを作ることができる時代」なのですから、システム部門だけでなく、やる気のある人にはどんどんシステム開発をしてもらえば良い。
例えば業務効率化のためのシステムは業務部門自身が主導して開発してもらい、システム部門はより高度な開発やセキュリティの統制などに集中できるようにする。 そういった体制を整えていく必要があるのかもしれません。