スターバックスの「サードプレイス」の多様性
私にとっての「サードプレイス」
私にとってスターバックスは、個人的な作業に没頭するための「書斎」の延長線上にあります。 スターバックス自身が掲げる「サードプレイス(家庭でも職場でもない第三の居場所)」という概念を、機能的なワークスペースとして捉え、享受していると言って良いと思います。
私は体質的にカフェインがあまり得意ではありません。 スターバックスのドリップコーヒーを飲むと、夜眠れなくなってしまうことがあります。
加えて辛党であり、甘いものには食指が動かないタイプです。 そのため、オーダーは決まって「紅茶」のみです。最近はイングリッシュブレックファストを好んで注文します。
フラペチーノや季節限定のラテが飛び交うカウンターで、私の注文は非常にシンプルです。 先日は、店員の方に勝手に「ティーラテ」だと勘違いされてしまいました。 それほど、スターバックスに来て「ストレートティー」を注文する人は少ないのかもしれません。
他者にとっての「朝のドーナツ」
紅茶を片手に席に着き、ふと周囲を見渡すと、興味深い光景が目に入ります。 たとえ平日の朝であっても、トレーにドーナツやケーキを載せている方が(私にとっては)意外なほど多いのです。 その光景を見るたびに、ある種の疑問が浮かびます。
「彼らは、どういう意識でこの場所を訪れているのだろうか?」
私にとってのこの場所は、日常から離れ、誰にも邪魔されずに一人で作業をするための空間です。 しかし、朝からスイーツを楽しむ彼らにとって、ここはもしかすると「お菓子屋さん」や「デザートを楽しむためのパーラー」に近い感覚なのかもしれません。
サードプレイスの多様性
同じ屋根の下、同じ椅子に座っていても、私と彼らとでは、この空間に対する「目的」が全く異なっているようです。
私が紅茶を啜りながらキーボードを叩く横で、誰かがドーナツを頬張る。 そのコントラストこそが、スターバックスの「サードプレイス」の体現なのではないかと思います。
私は多様性を愛しています。 スターバックスを訪れ、PCの前で作業する(私のような)人、読書に興じる人、勉強する若者、騒がしい親子連れ、女性同士のお茶会風の集まり、そういった多様な人たちとひとときの空間を共有できることが、実は私にとっての一つの価値なのかもしれません。